先日、中学生のある子が勉強の悩みについて話をしてくれ、相談をしてくれたので、その内容を話します。

全体として、本人として納得のいかなかったテストだったようで、少し悔しさのにじむような表情をしていました。

特に暗記教科の理科と社会について苦手意識があるということで、記憶について、私の家庭教師の経験から勉強の仕方、記憶の仕方のようなことを少しお話しさせてもらいました。

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記憶はインプットよりアウトプットが大事

そのときに大事だと思って話したことは、記憶というのはインプットばかりに気を取られがちだけれど、大事なのはアウトプットなんだということです。

人間の脳というのは、基本的に見聞きしたものは実は頭の中に残っているんだよね、と。

でも忘れてしまうということはどういうことかというと、その記憶が意識の深いところに沈んでしまって、引っ張り上げられなくなるからなんだよ、と。

「取っ手」をつける勉強法

だから、それを引っ張り上げるための取っ手のようなものをつけて、ちゃんとインプットする。そして、その取っ手を使って何度もアウトプットで取り出すということを繰り返していけば、ちゃんと覚えられるよ、という話をしました。

その話の中で、「取っ手をつける」ということの一つとして、語呂合わせや年表を作ることがあるよ、という話をしました。

例えば、自分で年表を作ってみると何がいいかというと、いろんな知識を絵として覚えられるんですよね。

「あの一枚の紙の左上の方にあったな」とか、「真ん中の下あたりに書いたな」という形で覚えられる。

そういう覚え方の話をしたりしました。

語呂合わせも同じです。

リズムをつけたり、意味をつけたりすることで、無機質な数字の並びを覚えるためのテクニックですけど、そういうこともいわゆる「取っ手をつける作業」だよ、という話をしました。

個人的には、その話が結構腑に落ちたような表情をしていたのが印象的でした。

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記憶力に自信がない人ほど記憶を浅く使ってしまう

ここでせっかくのブログなので分量を割いて話をしようと思うのですが、記憶力に自信がない人というのは、知識が下に沈んでいくことを恐れるので、表層の浅いところの知識だけで物事を考える傾向があったりするんですよね。

これは私が何百人という子どもたちを見てきた経験から感じていることです。

ちゃんと取っ手をつけて、深いところからも引き上げられるような記憶の仕方をしていると、自分の記憶の深さという方向にも記憶容量が広がるんです。

三次元的に増えると言ってもいいかもしれません。

そうすると、たくさんの知識も覚えられるし、覚えた知識をまた使えるようになる。

そして、その記憶の仕方ができるようになると、「忘れること」をあまり恐れなくなるんですね。

取っ手さえあれば引き出せるのだから、表層の浅いところに常に置いておく必要がなくなるわけです。

だから、新しい知識をどんどん覚えることもできるし、新しいアイデアの根っこにもなっていく、という話をしました。

コンピューターも同じことをしている

また、同じことを実はコンピューターもやっています。

私たちはプログラミング教室なので、コンピューターの仕組みも扱うのですが、大量のデータを扱う技術の中に、データベースのインデックス処理というものがあります。

分かりやすく言えば、検索しやすい文字列を使って検索を高速化する技術です。

これを使うことで、データを引き出すために毎回すべてのデータを調べなくてもよくなり、処理速度が劇的に向上します。

そういう処理もあるんだよ、という話をしました。

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まとめ

人間の頭の使い方を学ぶことと、コンピューターがどのように効率的に情報を処理するのかという話は、実は根っこの深いところでつながっていたりします。

コンピューターやプログラムを学ぶことというのは、人間の知識や勉強法を学ぶことともつながっている、ということですね。