先日の土曜日のレッスンで、とても印象に残る出来事がありました。
今回は、そのことについて書いてみようと思います。
アイアルクには、10歳頃から通ってくれている生徒がいます。現在は高校1年生です。
内気でもプログラムが大好きだった6年前
アイアルクが今の形になる前から関わっている生徒で、プログラミングやロボット制作に強い興味を持ち、私が行っていた特別レッスンにも積極的に参加してきました。
付き合いとしては、もう6年近くになります。
先日のレッスンでは、後輩たちとロボット対戦を行っていました。
その中で私が目にしたのは、自然に後輩へアドバイスをしている彼の姿でした。
特別に指示されたわけでもありません。
偉そうに教えているわけでもありません。
後輩の小学生に困っていると、自分の経験をもとにアドバイスをしていました。
「スピードを速くすると有利な面もあるけれど、操作が難しくなるから、調整が大事だよ」
と、ごく自然に声をかけていました。
私はその様子を見ながら、
「ああ、成長したな」
と感じていました。
保護者と課題を共有しながら見守ってきた6年間
実は、彼が最初からこういう姿だったわけではありません。
小さい頃は、自分の考えを人前で話すことが苦手でした。
発表の場面で緊張してしまい、涙を流したこともあります。
どうすれば自分の思いを相手に伝えられるのか。
どうすれば自分の考えに自信を持てるのか。
そういった課題を保護者様とも共有しながら見守りつつ、大好きなプログラムに打ち込める環境を整えていました。
たぶん本人も悩みながら、だったと思います。でも、少しずつ成長してきました。
教育の仕事をしていると、つい目の前の成果を求めたくなります。
今日できるようになったこと。
今月成長したこと。
今年達成したこと。
もちろんそれも大切です。
しかし今回改めて感じたのは、本当の意味での成長は数か月では見えないことも多いということです。
6年という時間の中で、
うまくいったこともあれば、
思うように進まなかったこともありました。
その積み重ねの先に、今回のような姿があります。
だから教育は面白いのだと思います。
そんな彼が今挑戦してること
そして今、彼は新しい挑戦をしています。
カメラを搭載したロボットを、ゲームコントローラーで遠隔操作するプロジェクトです。
実際に動いている様子を見ると、とても滑らかで驚かされます。
技術的にもかなり高度な内容です。
正直なところ、
「もっと多くの人に見てもらいたいな」
と思うレベルまで来ています。
ただ、本人はどちらかというと控えめな性格です。
自分から積極的に作品をアピールするタイプではありません。
だからこそ、こうした子どもたちの頑張りや成長を外へ伝えることも、私たち大人の役割なのだと思っています。
子どもの成長を見守るということ
子どもの成長は、ときにとてもゆっくりです。
昨日と今日を比べても変化は見えないかもしれません。
しかし、数年単位で振り返ったとき、
「こんなに成長していたんだ」
と驚かされることがあります。
今回の出来事は、私にとってそんな時間の重みを改めて感じさせてくれる一日でした。

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